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Channel: ダンカンオフィシャルブログ「半世紀の反省記」Powered by Ameba
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雨の七夕 命の恩人にサヨナラを言いに来た…

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九州に来ています大雨です…。


身体も心も寒い一人旅に…。


「人生悪いこともあればいいこともある」の言葉が今は信じられない。


春ちゃんの訃報を知った深夜オレの主治医で現在は、福岡で開業医をしている上田先生が急性心不全で亡くなった連絡をもらい…愕然。


20年前オレは急性膵炎で西新宿の病院に担ぎ込まれた…。


正直、その時点でもうダメだったらしい…


アミラーゼが助からない数値の何倍もあり、激痛でのたうちまわるオレに医師の方々も「可愛いそうだから(助からないのだから)せめてモルヒネで傷みを少しでも和らげるて上げましょう」の声が薄れている意識の中で聞こえた…。


実際、この痛みから逃れられるなら、全てを終わりにしてもかまわないとまで思うほどの痛みだった。


4日目に奇跡が起きた!


オレの命が繋がった!

医師の方々も「信じられない、ただ、ただ若さしか考えられない」と述べた…。


そこから1ヶ月の入院生活。


最初の3週間は水さえダメ!すい臓は何か食べたり飲んだりすると動き出して自分自身を溶かして生命を落とすらしい…。


1週間たった頃…


ナースセンターが何やら騒がしい?


点滴したままオレが呼ばれた…


そこには、豚汁たっぷり大きな鍋を抱えたママリンが…


「パパリンもう1週間も何も食べてないのよ…死んじゃうよ…」


「だから説明しましたよね、何か口にしたら命に関わるって…」


開き直ったママリンは…


「じゃ、この心を込めて作った豚汁どうするのよ?」


さらに、翌日は…マヨネーズたっぷりのサンドイッチを作ってきて「パンなら軽いし平気じゃないかな…」「そーいうことではなくて、大体マヨネーズこんなに最もダメです!」

すると、さらに翌日はマヨネーズ少しにしてきたからねえ…


そのたび、ママリンの手作りの食べ物を責任とらされ(何で先生が責任とらされるんた?)食べさせられていたのが、まだ新人だった上田剛史先生だったのです。


先生、注射下手くそだったなあ…。


先生、胃カメラ下手くそだったなあ…。(何度、練習台にされたことか?)


胃カメラの最中の「あっ!」に何度不安になったことか…。


そんなこんなで付き合いが始まり…


20年…


東京でタレントと一緒に飲んで…


福岡でオカマや楽しい仲間と飲んで…


独身なので、何十人嫁さん候補を紹介したことか…


先生シャイ過ぎて楽しんでも、真剣な話までいつも行かないで…


こっちが荒れた酒飲んでても、その一言一言に穏やかに頷いてくれるから、だんだんこっちも気持ちが穏やかになって…


先生、荒れた心を治す名医だよ!



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20年前の下手くそ医師が…


築上町に…



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こんな立派な医院建てて一人前になりやがって…。


悲しい…


最後会え良かった!


ママリン頼む!


合掌…。


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