おはようございます。
新幹線の中で車内誌の『ひ と と き』をめくっています…
その一頁に、芭蕉の句「野を横に 馬牽(ひき)むけよ ほととぎす」が紹介されています。
那須野深さ、広さをかんじさせる。大きな動きを感じさせるダイナミックな句だそうです…
句意は「ほととぎすが鳴きすぎていった。馬子よ、野を分けて行く馬首を横に引きめぐらせよ」と、いうことらしいのですが…
どーも、オレには腑に落ちない?
牽きむけよの『牽』って野球の『牽制球』の『牽』じゃないですか…
牽制球は、素早くコンパクトに投げてランナーをなるべく塁に釘付けにしておく行為でしょ?ま、どちらかといえば「せせこましい」わけで…大きな動きやダイナミックじゃ意味がない訳で…
それとも?この『牽』という漢字の意味をオレがはき違えているのかな?
牽制球は、本来ホームベースに投げるところを違う方向に放るのだから「馬を進む方向と違う向きに向けよ」という意味なのかな?
あ、いや…でも、その前に『横に』と方向はあるし…芭蕉さんほどの方が、そんなイージーな将棋の『二歩』みたいなことはしないだろうし?
ウムム…分からん!
ほととぎすが馬の周りをくるくる回りながら飛んで気になるから馬に「え~い、あのちょこざいなほととぎすめを落としておしまい!」と、芭蕉さんが命じたがほととぎすは広い那須野の広く深い空を自由奔放に羽ばたき、まるでそれはコツコツとしか、おくのほそ道を進めない芭蕉さんをからかっているようで…
腹が立った芭蕉さんは「えーい!いまいましいあのほととぎすを早くニンジンにでもかぶり付くように成敗せんか!あお(馬の仮名)!」
命じられた「あお」は必死にほととぎすをガブリとやろうとするが、まるでからかわれているようにほととぎすはスイスイ…怒りのあおは、だんだん動きがダイナミックになっていったという句?まるっきり違うだろうな…芭蕉研究者の方々怒らないでくださいね。
いや、句は奥が深い…そもそも、日本語は難しい使い方どころか誰が使ったか?でも雰囲気が違ってくるでしょ…
例えば、ユーミンのアルバムタイトル『昨晩お会いしましょう』だと、どこかおしゃれな感じがしません?
でも、喧嘩中の酔っぱらいの「おととい来やがれ!」と、意味は同じようなもんじゃない?
ま、いーか!
天気もいいし、皆さん今日も1日考えたり考えなかったり…一所懸命ガンバロー!
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野を横に 馬牽むけよ ほととぎす」朝からオレは考える…のであった。
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