小学生の頃から一度は行ってみたいと想い続けていた…
♪夏が来~れば 思い出す~ 遥かな尾瀬
の尾瀬に遂に行って来たー!
(戸倉の空はどこまでも青く、山の木々はどこまでも緑が息吹いていました)
戸倉までマイカーで行って乗り合いタクシーで鳩待峠まで、約25分(知らなんだ)
戸倉が家の門なら、さあ鳩待峠がいよいよ尾瀬の玄関!
この玄関をひとたび開ければ…
♪水芭蕉の花が 咲いてる~
湿地の高原が何処までも続き、その真ん中に渡された板の道の両側には数えきれない程の無数の水芭蕉が…
と、思いきゃ?えーっ!何、何?ここ鳩待峠から山道を3.3キロ歩いて山の鼻まで行くと尾瀬ヶ原があって、そこがオレが夢見ていた世界だって?(またまた知らなんだ)
3.3キロはきついけど、僅かそんな距離で半世紀近い夢を諦められるかい!
よーし!こうなったらトトロのメイちゃんになってやるー!
♪歩こうー 歩こうー 私は げんきー 歩くの大好きー ヘロヘロゼイゼイ…
やっぱメイちゃんになる宣言取り消ーし!
ミズバショウなんて優しい響きなのに歩き始めからスゲー急な下り坂の連続…て、ことは、帰りは逆にここを這いつくばるように登らなきゃいけないってコトじゃない…
ウソだー!
その時、オレの脳裏に良からぬ考えが浮かぶ…
そーだ、尾瀬ヶ原まで行ったら広い平地だから救急ヘリとか来てくれるはず…
急病じゃヘリコプターでの下山も仕方ないもんね…
尾瀬ヶ原に到着して写真でも撮り終えたら突然オレは原因不明のウ○コが止まらなくなる『急性ミズバショウ菌ウ○コ停止制御不可能症候群』に襲われるというのはどうだろう?
そー考えていると、必ずこーいう妄想の中に現れる正義がオレの中にも出て来た~
80歳の三浦さんだー!
「何をたかだか尾瀬ごときの山でグダグダ言っとるんじゃ!それでもキンタ○付いとるんかア!」
付いてるけど疲れるのヤダー!なんだったらキンタ○2つあるし、一つくらいなら預けてもいいから救急ヘリで楽チンチン下山させて下さ~い!
等々妄想しているうちに…
あー!いー!うー!えー!ぽー!「初水芭蕉発見!」
次第に水芭蕉は多くなっていき、そして、見事1時間20分くらいかかって山の鼻にトウチャーク!
ここが小学生のオレが夢見た尾瀬の風景です!
板の道の両側にホラ水芭蕉が…
「ヤッター!」
小学生のオレの夢が一つ叶いました。
さあ、次のオレの夢は?これも小学生の頃思ったコトなんだけど『丑三つ時の佐渡に行ってみたーい!』
だって「草木も眠る丑三つ時(深夜2時半くらい)」と昔から言うでしょ…その一方で民謡の『佐渡おけさ』では「♪あ~、佐渡へ~ 佐渡へ~と 草木もなび~く~」じゃないですか?佐渡の草木は丑三つ時に眠っているのか?はたまた、なびいているのか?小学生の頃、自分のその目で確かめたいと思いませんでした?
…もしかして、そー考えていたのオレだけ?(な…はずないよね)
兎に角、尾瀬でいい夢を見させて頂きました!
アリガトウ尾瀬!あなたは、小学生の頃のオレの夢を裏切らなかった!感謝です。
でも、尾瀬から帰って夢と現実の違いをまざまざと見せつけられるコトとなったのです…
一つは『異臭牛糞騒動』(昨日のブログで確認して下さい)
そして、もう一つは…
お風呂の扉が壊れて閉まらない…
生きるって辛いぜ!
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半世紀近い夢
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